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女紋は日本全国全てに存在しているわけではなく主に西日本に分布し、東日本では存在しない地域も多く見られます。そして、地域によって解釈や扱いが異なります。女紋は『母系紋』『替え紋』『実家の紋』『通紋』『私紋』『アレンジ紋』の6種に大きく分かれています。

女紋に関しての習慣が違う家との縁組みでトラブルが生じた場合、話し合いによって両者が納得するルールを「作ること」が出来ます。


女紋の種類と違い

※経路図は「本人」を既婚女性と仮定したものになっています。

図Aは通常の家紋(男紋)の継承図になります。






【母系紋】(図:B)
最も多いとされている女紋の典型的な例。「母から娘、そして孫娘」へと伝えていきます。これは姓が変わっても 女子が途絶えるまで継承されます。実家の家紋と混同されやすいですが、これはれっきとした母の紋です。






【替え紋】(図:C)
女性専用の替え紋は名字と同様にこの家の女性全てが使用し、またその家だけに伝えていく紋です。 嫁いできた嫁は姑から譲り受けることになるために嫁側からは「姑紋」と呼びます。 このような紋は武家などの身分が高いとされる家系に多く見られたようです。






【実家の紋】(図:D)
既婚女性の生家の紋のことで父から受け継いだ家紋が女紋として一時的な役割を担うことがあります。






【通紋】
通紋とは女性なら誰でも自由に使えるとされており、その普及率も高くなっています。 多く使われている通紋に「五三の桐」「蔦」「揚羽蝶」などがあります。






【私紋】
私紋とは読んで字の如く自分だけの紋のことです。 一族の紋ではなく、個人の女性のものであり、自己表現や装飾が目的の紋です。

【アレンジ紋】
家紋の持つモチーフの意味を保ちつつ、女性らしいデザインに変えることにより 装飾を目的とした女紋の役割を担います。




参考書籍【女紋】著者:森本景一
(有)染色補正森本代表取締役。染色補正師。日本家紋研究会理事。

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